二代目*雪の白
日々徒然、映画の話ナド。


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2006.08.11  <<16:36


 『ゲド戦記』


 感想を一言で言おう、ガッカリだ。
予想通りに期待はずれだった。


 更に、この映画を一言で表すに、


 換骨奪胎


 と、わたしは言おう。


 宮崎吾朗が駿監督の息子だとか、
アニメとか映画の監督が初めてだとか、
そんなことはどうでもいい。


 わたしは厭う。
どうして、これを、わざわざ、敢えて、
スタジオジブリの名を冠して出さなければならなかったのか。
初めてを言い訳にするなら、
個人で好きに出せばいい。
しかし、宮崎駿監督の築いた、
スタジオジブリへの期待と評価、もっと言えば信頼、
それらを地に落とし、泥を塗りつける権利は、
いくら息子であろうと持ち得ないはずだ。
そして、この『ゲド戦記』は、小説を原作に持つのだ。
こちらも、世界中で高い評価を得ているファンタジー作家の作品である。
これは侮辱で、冒涜で、同時に厚顔で恥知らずな、驕りと甘えでしかない。


 駿監督の作品を模したシーン、
もしくはキャラクターの多さに、気づいた人も多いはずだ。
最初のモザイク絵のきらめきは、耳をすませばに似て。
ウサギのキャラクターは、カリオストロの城。
クモのメイクは、カオナシ。
アレンが水際で倒れたシーンは、アシタカ。
テルーがクモに飲まれたシーンは、サンでありナウシカでもあった。
あまさず全てを指摘できたわけでもないというのに、
これらのすべてを、巨匠へのオマージュ、
もしくは図々しくも、無意識のものであると、判断できるものか?


 それのすべてに目をつむっても、
映画としてもぐだぐだと冗長で
テンポや盛り上がりに欠けるものだったことは明白だ。
開始数分内に盛り込まれるべき
観客を世界に引き込む演出のようなものもなく、
「淡々と」と言うにはあまりにもだらだらと主人公たちは歩む。


 そもそも、開始から何度も主人公アレンの浮かべる、
卑しい、老けた表情が、常に不快だった。
ジブリ特有のあの少年らしく少女らしいキャラクターに、
ああも卑しい表情を貼り付ける必然性は全くなかった。


 クモの変化してのち、
その醜悪で汚らしいさまを見て、嫌悪感を催さなかった人がいるだろうか。
これまで駿監督がなぜ、
物語の悪役をあのように醜悪にえがかなかったのか、
それを吾朗は理解していただろうか。


 
駄作だった。



 繰り返しになるけれど、
予想通りに期待はずれな代物、としか言い様がない。


 


『ゲド戦記』(マイナス9)
☆☆☆☆☆
☆☆☆☆

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No.7 TALES from EARTHSEA / 映画のこと。 / Comment*3 // PageTop▲

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お初です、今晩は。
私はゲド戦記の原作が大好きなんで???でした。
私的には最近のジブリのベストは「カゼノトオリミチ」で、
http://www.youtube.com/watch?v=RddVEyfLuQs
この夏はゲドもブレイブも見ましたが、
ベストはダントツで「時をかける少女」でした!
こっぱずかしい事に泣いてしまいました。
上映終わったらあちこちから拍手が起こりました。
http://www.youtube.com/watch?v=ErBhIwmyYiY
http://www.youtube.com/watch?v=X7SQmQjtuSk
各URL先で映像が見れますです。
超お勧めですよ

ちなみにYahoo映画のユーザーレヴューランキングで堂々の一位です。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324826/
2006.08.11(18:30) / URL / setuharu / [ Edit ]

「もののけ姫」以降、全くジブリに愛想つかして食指も全く動かんくなってるボクは勿論みにいきませんが、アナタは間違いなく見に行くだろうと思ってました!!
だからほんとうもういいよ!!駄作とわかってるじゃないさ!!
「ゲド戦記」「ブレイブストーリー」「時かけ」「王と鳥」の夏アニメならボクは「王と鳥」「時かけ」以外見ようなんて気にもなりません、いいの!見ないで腐してもいいの!

「王と鳥」は「カリオストロの城」のネタ元(というかカリオストロはこれのモロパクリだそうです)で宮崎駿の原点らしいですよ。

「時かけ」はジブリを去った細田守の映画。絵はエヴァの貞本ですよ。そこかしこで絶賛。ボクも珍しく映画館に見に行きたい気分です。

ボクは君のその悪いとわかってるものをあえてちゃんと観るって姿勢は(悪いとはいわないが)ちょっとどうかと思うよ!!
もっと他に見るべきものがあるよ。うむ。
2006.08.12(05:15) / URL / 安吾 / [ Edit ]

 うーん、
やっぱり、人がいいって言ってても悪いって言ってても
結局どっちも信じないからこーいうことになるわけですな。

 やっぱ、よくも悪くも、
映画館で映画を観るってゆーのが好きなんだと思う。
でも、だからこそ最近、
はやく映画館ケータイ持込不可にならんかなとか思ってるけども。

 でもやっぱり、
公共心は死につつあるから、
快適な環境で切実に映画を観ようと思ったら
もうホームシアターしかないのかしら。
2006.08.13(23:27) / URL / 雪 / [ Edit ]
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